魔術師デッキについての今期の総括

こんにちは、くまけんです。はっち終わりの新幹線の中でブログ書いてます。今期も終わりということで自己満足に書いてみようと思いました。

はっちグランドはday1を5-2で終え、惜しくもday2に進出できず、非常に悔しい終わり方をしてしまいました。次に出場する機会があれば、その時はday2に出場したいですね。

来期の改訂次第では使えなくなってしまう魔術師ですが、これ以上メインギミックが規制されることはないと思うので、来期に向けてもある程度需要があるのではないかなと思い、このタイミングでブログを書くことにしました。ハリファイバーが禁止カードに指定されたら涙を流してこのデッキをやめます。今回のブログでは魔術師のカード採用枚数や各デッキへの立ち回り等を書いていこうと思います。


もくじ

1.はっちグランドで使用した魔術師の構築について

2.不採用にしたカードについて

3.各デッキへの立ち回り



1.はっちグランドで使用した魔術師の構築について

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今回のはっちグランドではこちらの構築を使用しました。クマモール可愛いです。


メインデッキについて


慧眼3紫毒3虹彩1黒牙2賤竜2竜脈1調弦1時読み1

このデッキの核となる魔術師です。基本的にこのデッキは賤竜+8スケールの魔術師を維持することがリソースを保つ上で必須となります。なので人によっては賤竜と黒牙が3枚になる事があると思います。しかし今回の僕の構築ではメインデッキに霞の谷の巨神鳥、墓穴の指名者を各3枚採用し、覇王のギミックまで採用しているため、賤竜、黒牙3枚目のスロットを確保することができませんでした。しかし2枚でも慧眼やドクロバットエレクトラムによってフィールドのスケールを張り替えていけるのでそこまで気になりませんでした。安定感を底上げしたいなら墓穴や巨神鳥の枠を賤竜や黒牙にすると思います。


レボ2ヴルム1零1ラスター1

前日までは覇王ギミックを採用せず、メインの枚数を40枚にしていましたが、前日にこれらを採用する方向にシフトしました。それには理由があります。閃刀姫、オルターガイストが環境をリードしている関東とは対称的に、関西では剛鬼などの展開デッキが環境をリードしており、はっちグランドに出る以上、それらに対しての後手を割り切るわけにはいかず、サイドから非常に多くの誘発を採用することにしました。そのため、普段ツイツイや局所に割いてるサイド枠をさくらにし、対オルターに使えるサイドカードが羽根とリブートのみとなっており、普段よりも厳しい戦いを強いられると思いました。なので、デッキ内で1枚が2枚になるPの枚数を多めにし、オルターの構えた妨害をメインギミックのみで貫通できるよう、これらのカードを採用しました。Pデッキが苦手とする神系統の罠に対してもヴルムは非常に強く、ヴルムの打点はシルキタスの守備力を上回るためかなり強気に出れます。ツイツイや局所がなくとも強引に相手の罠やシルキタスの妨害を超えられるように構築しました。また、メイン枚数を43にしたことで、対閃刀姫においてシャークキャノンをサーチさせ、無駄な妨害を構えさせる狙いもあります。


メイン誘発はうらら2のみ

魔術師というデッキはスケールがなければ動くことが不可能という性質上、手札誘発の採用が非常に困難です。採用できても恐らくg3うらら2うさぎ1の6位が限界であり、その枚数では展開デッキの動きを阻害できず、また仮にgが通ったとしても、メインギミックにエクストラリンクの解答がないため殆ど意味の無い採用だと思います。なので、今回はうららのみの採用です。仮にgを採用する場合、対展開デッキにおける最強の置物である深淵に潜む者とgの相性は最悪なのでサイドにgと交換する先手カードが必要になります。なら結局のところそこの枠を誘発にしてメイン戦は切る方がいいのではないかなと思っています。


墓穴3巨神鳥3

一見重そうに見える採用枚数ですが、やはりこの2枚は非常に理不尽な強さを持っており、フルで採用しました。エレクトラムへの妨害に対して巨神鳥を使い、エレクトラムでクロノグラフを回収することで巨神鳥を再びフィールドに登場させることが出来ます。最終盤面において巨神鳥が存在する場合も、時空+クロノグラフで構えることで同じことが可能です。墓穴の指名者は事故の原因となるように感じるかもしれませんが、対閃刀姫においてはgを食らった際に時空で止まる意味が殆どなく、そもそも多すぎる手札誘発の妨害を超えるにはどうしても必須だと感じました。非Pカードを大量に引いてしまった場合でも、ペンデュラムコールによってある程度は融通が効くので気合でなんとかしましょう。


アドベント3ペンコ1

このデッキにおいて、通った際に一番強い初動はアドベントなので、被るリスクよりも引けるリターンを取っての3枚採用です。非Pが多くなってしまった今回の構築ではペンコによるゴリ押しがある程度必要になるためペンコも採用しました。アドベントが被った際もペンコによって捨てることで事故を回避できます。前までの魔術師とは異なり、エレク連打からのサモソによってチューナーを確保することは出来ないため、ペンマジ初動の際に2枚カードを割り、オッドアイズシンクロンのp効果によってチューナーを確保しなければならない場面が結構あると思います。アドベントによってペンマジでなくペンコをサーチすればスケールに賤竜+手札に調弦という状況を作りやすく、調弦の効果によって虹彩をフィールドに特殊召喚し、それをエレクトラムで割ることで時空を構えることも可能なのでアドベントで普段ペンマジをサーチしていた状況でも、ペンコをサーチする機会が今期は多かったように感じます。ペンコ状況下では、時空がノーコスト2枚除去となるのも非常に強力です。


エクストラ


星刻の魔術師

採用しないデッキをよく見かけますが、個人的には必須のカードだと思っています。対閃刀姫において星霜と合わせて相手のウィドウアンカーを避けるのはもちろんの事、黒牙のP効果を使う際にも必須であり、うさぎの上からアストログラフに触ることが可能な点も非常に重要です。こちらもペンコと同様に時空をノーコスト2枚除去に変えることが可能なので、対閃刀姫相手にワンキルやナチュビが成立しなそうだなと読んだ場合はこちらの戦術に切り替え、時空へのジャミングウェーブに気をつけつつ相手の伏せカードを一気に剥がすことで勝利にグッと近づきます。


愛車(ライトニングマスター)

みんな大好きボスの愛車です。オルター相手に雑に出します。閃刀姫相手でもナチュビへの夢幻泡影をケアしてくれます。サベージと異なり、発動無効なのでフェイカーを出させないのがこちらの利点です。また、ハリファイバーの効果で出せるチューナーのレベルは3までなので、盤面にレベル4が余った際に出せる置物としての意味合いもあります。


スターヴ1

スターヴを複数採用し、タイタニックギャラクシーを目指す動きは今回不採用です。そもそもスターヴを連打するということはアストログラフをエレクトラムで回せており、そのような状況には

・慧眼にアクセスできており、それを賤竜で使い回せている(1度慧眼がフィールドにP召喚され、それをエレクトラムのリンク素材とした場合、破壊された情報がなくなってしまうため)

エレクトラムの効果が通る又はアストログラフを素引き出来ている

この2つを満たす必要があり、そのような状況ではナチュビ+サベージの盤面まで行くことが可能なので僕は必要ないなと感じました。星霜と時空を両方構えたい場合はスターヴが複数枚必要になりますが、それも結局盤面は非常に弱くなってしまっており、僕の今回の構築では不採用です。



サイド



特にいうことは無いです。先程も述べたとおり、普段ツイツイ局所に割いてる枠をさくらにしています。関東で使うならさくらは採用しないと思います。



2.不採用にしたカードについて



星読みの魔術師

あってもいいくらいの微妙なカード。5レベルなので誘発と8シンクロを作れ、アストロ素引きがちょっと強くなります。


手札誘発

うららのところで述べたように不採用です。


御前試合

鳥採用しないならありです。エクストラリンク返せます。僕は鳥の方が強いと思います。


メイン羽根

先手強い構築を目指したので不採用にしました。


わらし、ヴェーラー、うさぎなどの誘発

展開デッキが使用するアクアドルフィンに引っかかる誘発は採用しない方向で構築しました。


ワンマジ

欲しい場面たまに来ますが、なくても案外何とかなります。さくら用のイゾルデはこれかスターヴ2枚目かコーラルになると思います。


コーラル

ハリで出せるチューナーの中では一番単体で優秀かつ覇王門零で特殊召喚できるため、使い勝手は結構いいです。はっち前のイゾルデの枠はこいつでした。


カラミティ

相手のデッキがわからない時に強いと回りがかなり評価していたのですが、展開後にバルブが残らないため、返しのターンにハリファイバーから入ることが出来ず、カラミティを前から退かしつつワンキルを目指すのは結構難易度が高いように感じたため不採用です。これを使うならワンチャン転生竜サンサーラを採用するのもありなんじゃないかなと思います。



各デッキへの立ち回り



対閃刀姫


先攻

ナチュビ+サベージor愛車を狙いに行きます。相手のハヤテをホルスでパクってゲームエンドです。gツッパは基本せず、負け筋となるアフターバーナーのケアを常に優先します。


後攻

イーグルブースターを構えることに相手は固執してくると思います。イーグルブースターの上からワンキルは結構敷居が高いので無理して狙わず、相手の伏せからナチュビを狙いに行くべきなのか星霜で戦うべきなのかを判断して柔軟に立ち回ります。もし、相手の妨害がそこまで強くないように感じたら、スターヴレボの6800や星刻orアストロを虹彩+紫毒で強化して一気にライフを取りに行きます。


対オルター


先攻

愛車orサベージ+ハリファイバー+相方+時空を狙いに行きます。時空が非常に刺さるデッキタイプなので時空を大切に守り、徐々に相手の妨害を削っていきます。


後攻

魔術師が苦手とする魔封じ、神系統の罠はあまり採用されていないので巨神鳥、墓穴などで相手の妨害をねじ伏せ、高打点ビートで相手を崩壊させます。後攻は魔術師のP効果を使えるためエレクトラムに行かなくても時空を構えることが可能なので後攻の強みを生かしていきたいところです。


対サンダードラゴン系統


先攻

時空が突き刺さるテーマなので上手く使って雷神を避けていきます。ホルスで超雷パクればかなり有利になります。恐竜が入ってるタイプのデッキはパンクラトプスが非常に重く、不利な戦いを強いられます。サベージによってケア出来なければすぐにワンキルされてしまうこともあるためなかなか不利です。


後攻

サーチカードであるレボ2アドベント3ペンコ星霜1を全て抜きます。エレクトラムでオッドアイズシンクロンを乗せて、ホルスを成立させるのが主な勝ち筋です。ホルスを確実に通すために羽根、巨神鳥、墓穴で護衛します。恐竜サンダー対面のゴアトルスは非常に重く、トゥリスバエナまで構えられることもあるのでめっちゃキツイです。紫毒による自凸、アルコンによって裏にされたモンスターを使ってのスターヴで上手いこと返していきたいところです。


対展開系


先攻

深淵+サベージor巨神鳥で勝ち。深淵のみの場合はスタンバイスルーでモンスター出てから使いますが、ここらへんは展開デッキのサイドカードの採用枚数で変わります。


後攻

お祈り。考えることないさん


対ミラー


先攻

ナチュビ+サベージを狙いに行きます。モンスターはできる限り横で構え、紫毒に自凸されないようにしましょう。


後攻

イグニスターやスターヴレボを通しに行きます。



ざーっと書いてこんな感じです。初めてブログ書いてみたんですけどとても楽しかったです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。質問などあれば僕のTwitter@kumaken_performまでお願いします。質問箱もやっていますのでそちらも是非。それじゃ新幹線で寝るとします